神奈川県警の警察官と暴力団員ら 男性脅し強要の疑いで逮捕
東京都内の路上で会社役員の男性を脅し債権回収を目的に社長と面会させるよう強要したなどとして、神奈川県警の36歳の現職の警察官が暴力団員らとともに逮捕されました。警察官は現場で見張り役をしていたとみられ警視庁が詳しい経緯などを調べています。
逮捕されたのは
▽神奈川県警藤沢北警察署の巡査長、松本享之容疑者(36)と
▽横浜市の職業不詳、霜村広士容疑者(36)
それに
▽住吉会系の暴力団員高野俊介容疑者(50)ら4人です。
警視庁によりますと、4人はことし4月と5月、いずれも東京 板橋区の路上で60代の会社役員の男性に対し「毎日来る」「絶対に許さない」などと言って、社長と面会させるよう強要するなどした疑いがもたれています。
社長から債権を回収する目的だったとみられていて、松本巡査長は現場で見張り役をしていた疑いがあるということです。
松本巡査長は高校の同級生だった霜村容疑者に誘われて加わったとみられ、警視庁は詳しい経緯などを調べています。
4人の認否については明らかにしていません。
神奈川県警「厳正に対処します」
神奈川県警察本部の向井洋監察官室長は「職員が逮捕されたことは遺憾です。事実関係に基づいて厳正に対処します」とコメントしています。