石破首相 麻生氏 菅氏 岸田氏の首相経験者と会談

参議院選挙

石破総理大臣は23日、自民党の麻生最高顧問、菅副総裁、それに岸田前総理大臣の3人の総理大臣経験者と会談しています。参議院選挙の結果を踏まえた、今後の政権運営などをめぐって意見を交わしているものとみられます。

参議院選挙の結果、自民・公明両党が衆参両院で少数与党となる中、石破総理大臣は、国政に停滞を招いてはならないなどとして続投の意向を表明しましたが、自民党内では、中堅・若手議員や地方組織から辞任や執行部の刷新を求める声が相次いでいます。

こうした中、石破総理大臣は、森山幹事長も同席し、先ほど午後2時から自民党本部で、麻生最高顧問、菅副総裁、それに岸田前総理大臣の3人の総理大臣経験者と会談しています。

この中で、石破総理大臣は、続投の意向を示した真意や経緯などを説明するとともに、来月中をメドに参議院選挙の敗因を党として分析することを伝えるなどし、今後の政権運営などをめぐって意見を交わしているものとみられます。

会談に先立ち、石破総理大臣は、アメリカの関税措置に関する日米合意を受けて記者団の取材に応じた際、交渉の成果を踏まえ、自身の進退をどう考えるか問われ「赤澤大臣が帰国し、詳細な報告を受ける。そのあたりも含め、そういうようなことを、よく精査をしていきたい」と述べました。