石破首相 “一切の私心持たず責任果たす” 党内で続投へ反発も | NHK

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石破首相 “一切の私心持たず責任果たす” 党内で続投へ反発も

参議院選挙

続投の意向を示す石破総理大臣は、NHKの単独インタビューで、アメリカの関税措置をめぐる日米合意の確実な実行などに取り組み、責任を果たしていくと強調しました。自民党内では続投への反発が出ていて、28日の両院議員懇談会で意見が交わされる見通しです。

石破総理大臣は、26日NHKの単独インタビューに応じアメリカの関税措置をめぐる日米交渉の合意を確実に実行していくとともに、国内産業の支援に全力を挙げる考えを示しました。

その上で、みずからの続投の意向に自民党内で反発が出ていることについて「一番大事なのが国益だ。自分自身のことを考えれば、いろいろな判断があるが、行政の最高責任者としては、自身の思いは抑えなければならない」と述べました。

そして「一切の私心を持たず国民のため、国の将来のために自分を滅してやる」と述べ、政策課題に引き続き取り組み、責任を果たしていくと強調しました。

茂木前幹事長 “石破首相の辞任含め党執行部の刷新必要”

こうした中、去年の自民党総裁選挙に立候補した茂木前幹事長は、みずからのYouTube番組で「リーダーも含めて主要なメンバーを決め、やり直していく姿が再生のために必要だ」と述べ、石破総理大臣の辞任を含め、党執行部の刷新が必要だという考えを示しました。

一方、去年、初当選した大空幸星・衆議院議員は旧ツイッターの「X」に「今の自民党のままだと誰がトップに立っても変わらない」などと投稿し、若手の登用などを求めました。

また、去年の自民党総裁選挙に立候補した、上川・前外務大臣は、旧ツイッターの「X」に「参議院選挙が終わり、大変厳しい結果が現実となった。国政の停滞は許されず、分断のない社会を前へ進めていくためには、力を合わせて国難を乗り越えていく良識ある政治が不可欠だ。今、私ができることは何か。責任と覚悟を持って行動していく所存だ」と投稿しました。

自民党は、28日、両院議員懇談会を開くことにしていて、石破総理大臣の続投や参議院選挙の総括の進め方などをめぐって意見が交わされる見通しです。

石破総理大臣の単独インタビューは、27日午後9時からの「NHKスペシャル」の中でもお伝えします。

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