石川 輪島出身の漫画家ら チャリティーオークションで県に寄付
能登半島地震の被災者を支援しようと、石川県輪島市出身の漫画家、永井豪さんらがチャリティーオークションを行い収益金1億2300万円余りを石川県に寄付しました。
11日は輪島市出身で「マジンガーZ」などで知られる永井豪さんと、「はじめの一歩」などで知られる森川ジョージさんが寄付のため石川県庁を訪れました。
永井さんらの呼びかけで日本漫画家協会は、能登半島地震の被災者を支援しようと、ことし4月から205人の漫画家が描き下ろした278枚の色紙をオークションに出品してきました。
その収益金1億2300万円余りを石川県に寄付することになり、永井さんと森川さんが寄付金の目録の代わりにすべての色紙を印刷したパネルを馳知事に手渡しました。
馳知事は「マンガの力はすごいと思い知らされました。たくさんの勇気を届けることができると思います。改めて感謝申し上げます」と述べました。
永井さんは「多くの漫画家が能登を心配していることをプロジェクトを通して改めて感じました。新しい能登をつくるために寄付金を使ってほしい」と話していました。
描き下ろし色紙 278枚出品

能登半島地震で被災した人たちを支援しようと日本漫画家協会が行ったチャリティーオークションには205人の漫画家が描き下ろした278枚の色紙が出品されました。
出品したのは、「デビルマン」や「マジンガーZ」などで知られる輪島市出身の永井豪さんをはじめ、「あしたのジョー」などで知られるちばてつやさん、世界的な人気漫画「進撃の巨人」の作者、諫山創さん、「ろくでなしBLUES」などの作品で知られる森田まさのりさんなどです。
色紙には被災地へのメッセージがつづられているものや、能登の景色が描かれたものもありました。
色紙はオンラインサイトでことし4月28日から先月1日まで5回に分けて出品され、最も高い落札額となったのは諫山創さんの色紙で620万1000円でした。
ほかにも30枚以上の色紙が100万円以上で落札されたということで、今回のオークションで集まったおよそ1億2351万円が石川県に寄付されました。