障害者施設 殺傷事件

相模原市の知的障害者施設で19人が殺害された事件から、26日で9年です。
施設ではことしも追悼式が開かれ、一般の献花も受け付けます。

2016年7月26日、相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から、26日で9年になります。

事件のあと取り壊され4年前に再建された施設の体育館では、午前中に追悼式が開かれ、遺族や入所者のほか県や施設の関係者などが出席し、犠牲者に黙とうを捧げます。

施設の正面に設置された「鎮魂のモニュメント」の前の献花台には、19人のうち10人の名前が刻まれています。

一般からの献花は、午前9時から午後5時まで受け付けます。

この事件で死刑判決が確定した元職員の植松聖死刑囚(35)は、再審=裁判のやり直しを申請しましたが、東京高等裁判所は、ことし1審の横浜地裁に続いて再審を認めない決定をしました。

死刑囚側は不服として最高裁判所に特別抗告しました。