
還付金詐欺の電話を受けた愛知県の80代の男性から金をだまし取るなどしたとして警視庁は茨城県の17歳の高校生など少年2人を逮捕しました。別の少年も仲間に引き入れ複数の特殊詐欺にかかわっていた疑いがあるとみて捜査を進めています。

逮捕されたのは、いずれも茨城県鉾田市の17歳の男子高校生と15歳の無職の少年で、警視庁によりますとことし4月、還付金詐欺の電話を受けた愛知県の80代の男性から34万円あまりをだましとった疑いがもたれています。
また同じ日、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使い、埼玉県内の複数のATMからあわせて265万円を引き出した疑いももたれています。
ATMから現金を引き出した17歳の少年がすでに逮捕されていますが警視庁は今回逮捕された2人からグループに勧誘されたとみています。
調べに対し少年2人は「報酬をもらえると聞いて知り合いを勧誘し指示役に紹介した」などと供述していて、警視庁は複数の特殊詐欺にかかわった疑いがあるとみて捜査を進めています。