シンガポールで開かれている水泳の世界選手権、競泳の男子200メートル平泳ぎは決勝が行われ、元世界記録保持者の渡辺一平選手が銀メダルを獲得しました。世界選手権で渡辺選手がメダルを獲得したのは2019年以来、3回目で、銀メダルは初めてです。
女子50メートルバタフライでは、予選を全体7位で通過した池江璃花子選手が、準決勝では全体11位となり、決勝に進むことはできませんでした。
シンガポールで開催されている水泳の世界選手権は1日、競泳の男子200メートル平泳ぎの決勝が行われ、元世界記録保持者で去年のパリオリンピックのこの種目で6位だった28歳の渡辺選手と、世界選手権初出場で24歳の深沢大和選手が出場しました。
準決勝を全体1位で通過した渡辺選手は、前半100メートルは7番手でターンしましたが、得意の後半では伸びのある泳ぎで追い上げて2位でフィニッシュしました。
タイムはトップと0秒29差の2分7秒70で、銀メダルを獲得しました。
世界選手権での渡辺選手のメダル獲得は2019年の韓国大会以来3回目で、初めての銀メダルです。
深沢選手は序盤から出遅れて2分9秒21で6位でした。
金メダルは世界記録保持者で中国の覃海洋選手で、100メートル平泳ぎに続き2冠達成です。
池江璃花子 “本命”の女子50mバタフライ 決勝に進めず
女子50メートルバタフライでは、予選を全体7位で通過した池江璃花子選手が、準決勝では全体11位となり、決勝に進むことはできませんでした。
25歳の池江選手は、3年後のロサンゼルスオリンピックで新たに追加された50メートルバタフライを今大会の“本命”種目と位置づけて、メダル獲得を目指して大会に臨みました。
準決勝2組で泳いだ池江選手は、反応よくスタートを切りましたが、その後は伸びを欠き、25秒67のタイムで、この組の5着でした。
また、18歳の平井瑞希選手は池江選手と同じ準決勝2組で泳ぎ、25秒63で、この組の4着でした。
平井選手は全体9位で決勝進出を逃し、決勝に進出した全体8位の選手とは0秒01差でした。