
シンガポールで開かれている水泳の世界選手権、競泳の男子200メートル自由形は決勝が行われ、18歳の村佐達也選手が1分44秒54の日本新記録をマークして銅メダルを獲得しました。今大会、日本は競泳で初めてのメダル獲得です。
シンガポールで開催されている水泳の世界選手権は、29日競泳の男子200メートル自由形の決勝が行われ、準決勝を全体6位で通過した村佐選手が出場しました。
村佐選手は最初の50メートルでは8人中最下位でしたが、次の50メートルでは順位を2つ上げて後半に入りました。
150メートルでは順位をさらに1つ上げて5番手となった村佐選手は、最後の50メートルでスパートをかけて3位でフィニッシュし、銅メダルを獲得しました。
タイムは1分44秒54で、4年前に松元克央選手がマークした日本記録を0秒11更新しました。

村佐選手は、世界選手権初出場でのメダル獲得で、今大会、日本の競泳陣では初のメダル獲得となります。
金メダルはルーマニアのダビッド・ポポビッチ選手でした。
また、女子100メートル平泳ぎの決勝には準決勝を全体6位で通過した34歳の鈴木聡美選手が出場しました。
鈴木選手は反応よくスタートを切ると、前半の50メートルは5番手でターンしました。
後半はテンポを上げてスパートをかけて4位でフィニッシュし、去年(2024)3月にマークした自己ベストを0秒13更新する1分5秒78のタイムでした。
3位との差は0秒14で、5回目の出場で初めてのメダル獲得はなりませんでした。
金メダルはドイツのアナ・エレント選手でした。
鈴木選手は平泳ぎの残る50メートルと200メートルの2種目でメダル獲得を目指します。