日本生命社員内部資料持ち出し 業界 情報取り扱い深刻な問題に | NHK

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日本生命社員内部資料持ち出し 業界 情報取り扱い深刻な問題に

金融

大手生命保険の日本生命は、銀行に出向していた社員が保険の販売に関する銀行の内部資料を無断で持ち出していたと明らかにし、16日、社長が陳謝しました。
保険業界では、去年、出向先で顧客情報の漏えいが相次いで発覚するなど、営業現場での不適切な情報の取り扱いが深刻な問題となっていて、今回も社員の意識改革が厳しく問われそうです。

日本生命は16日、保険をはじめとする金融商品を窓口で販売する大手銀行の関連部署に出向していた社員が、去年3月、銀行の内部資料を無断で持ち出していたと明らかにしました。

持ち出した資料には、どの金融商品を販売すれば高い評価が得られるかといった銀行内の評価基準が記載され、社内ではこの情報などをもとに別の資料が作成され、営業部門で共有されていたということです。

日本生命の朝日智司社長は報道陣の取材に対し「関係者の皆さまに多大になるご迷惑とご心配をおかけしたことをおわびします」と述べ、陳謝しました。

保険業界では、去年、複数の保険会社の商品を扱う乗り合い代理店に出向していた社員が大量の顧客情報を漏えいさせていたことが発覚したばかりです。

日本生命はほかに同様の事案がないか調査するとしていますが、営業現場での不適切な情報の取り扱いは深刻な問題となっていて、社員の意識改革や法令順守の体制が厳しく問われそうです。

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