日本人宇宙飛行士 油井さんと大西さん 宇宙から会見
日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんと大西卓哉さんが、4日に国際宇宙ステーションからそろって記者会見し、長期滞在を始めたばかりの油井さんは「大西さんの仕事のよい面を受け継ぎ、私なりのいいところも出して長期滞在を進めたい」と抱負を述べました。
2日に国際宇宙ステーションに到着した油井亀美也さんと、ことし3月から滞在している大西卓哉さんの2人は、日本時間の4日午後7時40分ごろから、引き継ぎ式と記者会見を行いました。
引き継ぎ式では、大西さんからタスキをかけられた油井さんが、体を沈み込ませるようなしぐさをして「重力はないけど重い」と述べ、引き継いだ責任の重さを体で表現していました。
そして、9年ぶり2度目の長期滞在をまもなく終えようとする大西さんが「前回のミッションより細かいミスはたくさんあった。年齢のせいにはしたくないが、油井さんも気をつけてください」と述べると、6歳年上で10年ぶりの長期滞在となる油井さんが「近くが見えなかったりして仕事がやりづらいが、しっかりやりたい」などと笑顔で応じていました。
続いて行われた記者会見では、大西さんが「国際宇宙ステーションは閉ざされた世界で生活しているので、新しいメンバーが来るのはわくわくしますが、今回は油井さんがいたので喜びもひとしおでした。実際に顔を見た時はことばはなく、がっしりお互い抱き合って、万感の思いでその瞬間を迎えました」と述べました。
一方の油井さんは「大西さんの仕事のよい面を受け継ぎ、私なりのいいところも出して長期滞在を進めていきたい。日本の皆さんが私たちの活動を見て、日本はすごい力を持っていて未来は明るいんだと思えるような、明るい話題をたくさん届けていきたい」と意気込みを語っていました。
油井さんと大西さんが国際宇宙ステーションに同時に滞在するのは、業務の引き継ぎを行う短期間に限られていて、大西さんは日本時間の8月7日に地球に帰還することになっています。