今月、徳島県の徳島自動車道で高速バスとトラックが衝突して2人が死亡した事故で、トラックのタイヤが走行中に破裂した可能性があることから、警察などは22日、サービスエリアでタイヤの緊急点検を行うとともに、注意を呼びかけました。
今月14日、徳島県阿波市の徳島自動車道で、高速バスとトラックが正面衝突して炎上し、バスの乗客の女性とトラックの運転手の2人が死亡し、12人が重軽傷を負いました。
警察は走行中のトラックのタイヤが何らかの原因で破裂し、対向車線にはみ出した可能性があるとみて捜査しています。
この事故を受けて、徳島自動車道の上板町のサービスエリアでは警察と西日本高速道路などが車のタイヤの緊急点検を行い、破裂の原因になる空気圧の低下や摩耗による劣化がないかを確認しました。
そしてドライバーに対し、日常的にタイヤを点検するよう呼びかけていました。
徳島県警察本部高速隊の藤田和夫指導官は、「高速道路では空気圧の低下やパンクによる事故が多い。日常的に点検を行い未然に事故を防いでほしい」と話していました。