平幕 琴勝峰が勝ち単独トップに 大相撲名古屋場所 14日目 | NHK

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大相撲名古屋場所は14日目。25日まで2敗でトップに並んでいた平幕の2人は、琴勝峰が、関脇の霧島に勝ち、安青錦が、新入幕の草野に敗れて、琴勝峰が単独のトップに立ちました。

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<きょうの一番> 草野勝って3敗並ぶ

十両を2場所連続で制して新入幕を果たした草野。幕内でも力を発揮して星の差1つでリードしていた相手を破り優勝争いに踏みとどまりました。

新入幕の草野は、13日目を終えて、トップの安青錦と琴勝峰を星の差1つの3敗で追いかけて14日目を迎えました。

26日の相手の安青錦は低い姿勢を徹底する相撲が持ち味です。草野は取組前に「頭を付けられたらダメなのでまずは起こすか、崩すかしたい」と話していたとおり立ち合いで激しい突きで安青錦の上体を起こすと、左上手を先に取って間髪入れずに上手投げで相手の体勢を崩し、そのまま「寄り切り」で勝って3敗で並んで優勝争いにとどまりました。

取組後、草野は「朝、師匠から『止まるな』と言われたので止まらず相撲を取った。張って差そうかと考えたが張り差しだと自分の上体が高くなってしまうので、1回かまして突き起こした。相手の上体が上がらないと思ったが、突き放したところで張って差そうというのが頭にあった」と振り返りました。

師匠の伊勢ヶ濱親方は「突っ張ったあと止まらず動いたことが勝利につながった。これだけ活躍するとは思っていなかった」と期待を上回る活躍に驚いている様子でした。

名古屋場所は14日目を終えて平幕の琴勝峰が2敗を守り、3敗で安青錦と草野が追う展開となりました。草野の新入幕優勝となれば去年の春場所で、同じ部屋で日大の先輩でもある尊富士以来、史上3人目の快挙となります。「優勝争いは考えず最後まで自分の相撲を取りきりたい」と草野。まずは自分の一番に集中してあすの千秋楽に臨みます。

中入り後の勝敗

▽十両の錦木に新入幕の琴栄峰は、琴栄峰が「押し出し」で勝ちました。

▽英乃海に嘉陽、は嘉陽が「はたき込み」

▽御嶽海に美ノ海は、美ノ海が「押し出し」

▽藤ノ川に隆の勝は、新入幕の藤ノ川が「引き落とし」で勝って、9勝目を挙げました。

▽時疾風に獅司は、獅司が「寄り切り」
時疾風は3場所ぶりの負け越しが決まりました。

▽狼雅に正代は、正代が「上手投げ」

▽宇良は、右足の太ももを痛めて26日から休場し、翠富士が「不戦勝」となりました。

▽千代翔馬に朝紅龍は、朝紅龍が「下手投げ」

▽玉鷲に一山本は、玉鷲が「寄り切り」で勝って10勝目を挙げました。

▽金峰山に阿武剋は、阿武剋が「寄り切り」

▽豪ノ山に王鵬は、王鵬が「はたき込み」

▽阿炎に伯桜鵬は、伯桜鵬が「押し出し」で勝って、返り入幕から4場所連続の勝ち越しを決めました。

▽草野に安青錦は、草野が「寄り切り」で勝ちました。
安青錦は3敗に後退。
草野が3敗を守って並びました。

▽若元春に明生は、若元春が「突き倒し」

▽佐田の海に欧勝馬は、佐田の海が「押し出し」

▽高安に熱海富士は、高安が「下手投げ」
熱海富士は4敗に後退しました。

▽霧島に琴勝峰は、琴勝峰が「上手投げ」で勝って、1人2敗を守りました。

▽平戸海に大関 琴櫻は、琴櫻が「すくい投げ」で勝って、14日目で勝ち越しを決めました。

▽横綱 大の里に若隆景は、大の里が「押し出し」で勝って、10勝4敗としました。

大相撲名古屋場所は14日目を終わって、優勝争いは2敗で単独トップの琴勝峰と、3敗で続く安青錦と草野の平幕3人に絞られて、27日の千秋楽を迎えます。

力士の談話

琴勝峰
関脇・霧島を破って2敗を守り千秋楽を単独トップで迎える前頭15枚目の琴勝峰は「立ち合いで相手に食いつかせないことを意識した。体がよく動いてくれてよかった。いつもの一番ではあるが緊張感があった」と振り返りました。

自身の取組の前に、安青錦が3敗に後退し、勝てば単独トップとなる状況だったことについては「土俵に上がる時には目の前の一番に集中できてよかった。どっちにしてもあしたまで優勝争いになることはわかったいたので強く意識することはなかった」と話しました。

千秋楽では安青錦との一番が組まれ勝てば初優勝が決まることになり「最後なので今場所やってきたことを出せるようにやっていく。幕内下位なので思い切っていきたい」と意気込みを示しました。

安青錦
3敗に後退した安青錦は「起こされて我慢して中に入ったが相手の方が先に動いたので、入ってからがよくなかった。相手の相撲になってしまった」と悔しさをにじませました。

その上で、千秋楽に向けては「気持ちを切り替えてやっていきたい」と話しました。

熱海富士
4敗に後退し、優勝の可能性がなくなった熱海富士は「何があっても最後まで全力でやるのが力士だと思うので、あと一番、頑張る」と前を向いていました。

琴櫻
一方、同じ佐渡ヶ嶽部屋に所属する弟弟子の琴勝峰が優勝争いを引っ張るなか14日目にようやく勝ち越しを決めた大関・琴櫻は「同じように生活してやってきたのでうれしいが一緒に喜んでいる場合でもない。勝ち越しで満足するべきではないし、しっかり稽古して自分を見つめ直してただのひと場所にならないようにしたい」と話しました。

【NHKプラスで配信中】名古屋場所14日目 幕内の取組

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