小泉農相 随意契約の備蓄米 “期限までに販売”対応策検討へ
今月末の期限までに売り切れるか不透明だという見方が出ている随意契約の備蓄米について、小泉農林水産大臣は買い取った事業者などに聞き取りをして、期限までに販売できるよう対応策を検討する考えを示しました。

農林水産省は、ことし5月以降に放出している随意契約による備蓄米について、販売期限を今月末と定めていますが、コメの小売業者の間では、出荷が遅れているために申し込んだ分を売り切れるか不透明だという見方が出ています。
これについて小泉農林水産大臣は3日、視察先の新潟県で記者団に対し「8月末までに売り切るんだという条件で売り渡しをしているので、その約束が果たせるように農水省として責任を持って最大限の努力を追求する」と述べ、あくまで期限は今月末とするという認識を示しました。
そのうえで4日から1週間ほどかけて、随意契約の備蓄米を買い取るか、購入の申し込みをした事業者に聞き取りを行って、期限までに販売できるよう対応策を検討する考えを示しました。