2025年8月15日 20時46分 #夏の全国高校野球 夏の全国高校野球、大会10日目の第3試合は大分の明豊高校が佐賀北高校に6対1で勝って3回戦に進みました。 明豊は0対0の5回に2本のヒットとフォアボールで1アウト満塁のチャンスを作り、8番・辻田拓未選手の走者一掃となるセンターオーバーのタイムリーツーベースヒットで3点を先制しました。 そのウラに2人目の大堀羚斗投手が2アウト一塁三塁の場面でタイムリーヒットを許して1点を返されました。 試合は5回を終えて明豊が3対1とリードした中で雨のため中断しました。 およそ1時間後に再開すると、明豊は6回に1点を追加し8回には4番・加納悠成選手の2点タイムリーヒットで佐賀北を突き放しました。 そして、6回途中から3人目として登板したエース・寺本悠真投手が9回まで無失点に抑えて、明豊が6対1で佐賀北に勝って3回戦に進みました。 佐賀北は4回までノーヒットのピッチングを見せたエースの稲富理人投手が中盤以降粘りきれず、打線も毎回のようにランナーを出しながらもチャンスであと1本が出ませんでした。 《明豊》 辻田拓未選手「打った瞬間は気持ちが高ぶった」 明豊高校の辻田拓未選手は、5回に走者一掃の先制タイムリーツーベースヒットを打った場面について、「アウトコースが多かったのでアウトコースの高めをねらっていました。打った瞬間は、気持ちが高ぶりとてもうれしかったです」と話していました。 また、キャッチャーとして3人の投手をリードし、1失点に抑えたことについては「3者凡退のイニングが1回しかなくてそこまで計算通りにいかず厳しかったですが、ピッチャーが厳しいコースに投げてくれました」と振り返りました。 そのうえで、次の試合については「先を見ずに一戦一戦必死な気持ちで戦って全国制覇が見えてくるので、まずは目の前の試合を戦っていきたいです」と静かな闘志を燃やしていました。 寺本悠真投手「最初から100%の力出す意識で投げた」 明豊高校の寺本悠真投手は、6回ノーアウト一塁の場面で登板したことについて「ランナーを背負うような状況はあまり経験がなかったが、マウンドに立ったからには、最初から100%の力を出す意識で投げました」と話していました。 また、6回と7回のピンチをいずれも無失点で切り抜けたことについて「点差は3点しかありませんでしたが、いつもどおりキャッチャーが構えたところに投げるようにしました。抑えられてうれしかったです」と振り返りました。 そのうえで、「無失点で抑えることが大事だと思うので、次の試合も全力で頑張りたいです」と意気込みを語りました。 川崎絢平監督「選手たちが気持ちを切り替えてやってくれた」…