大リーグ球宴 恒例ホームラン競争 マリナーズのラリーが初優勝
大リーグのオールスターゲームを前に恒例のホームラン競争が行われ、今シーズン前半戦で両リーグトップのホームランをマークしているマリナーズのカル・ラリー選手が初優勝を果たしました。
ことしのホームラン競争は14日、オールスターゲームが開催されるブレーブスの本拠地アトランタで行われ、1回戦には8人の選手が出場し、このうち上位4人が進むトーナメント方式の準決勝を勝ち上がれば決勝となります。
マリナーズのキャッチャー、ラリー選手は強打者のスイッチヒッターでシーズン前半戦、最多ホームラン記録に迫るペースで両リーグトップの38本を打ち、ホームラン競争の優勝候補の1人でした。
ラリー選手は1回戦、左右の打席を使い分けて17本のホームランを打ち、全体4位で準決勝に進みました。
準決勝では1回戦でトップの21本を打ったパイレーツのクルーズ選手と対戦し、ラリー選手はここは左打席に絞ってホームランを量産し、クルーズ選手に6本の差をつける19本のホームランで決勝に進みました。
決勝は最年少22歳での優勝を目指すレイズのキャミネロ選手と対戦し、先攻で打席に立ったラリー選手はここも左打席だけでフェンス越え18本を記録し、18対15で勝って前評判どおりの優勝を果たしました。
ホームラン競争でキャッチャーの選手が優勝するのは史上初めてです。
大リーグのオールスターゲームは日本時間の16日に行われ、5年連続で出場するドジャースの大谷翔平選手はナショナルリーグの1番・指名打者で先発出場する予定です。
NHKでは16日午前8時からBSで中継します。