
地震続く鹿児島 十島村 健康相談に看護師の追加派遣など支援へ
地震が続く鹿児島県十島村では、6日までに悪石島と小宝島の合わせて59人が島外に避難しました。2つの島には、今も合わせて60人余りの住民が残っていて、村では健康相談にあたる看護師の追加派遣など、住民の支援を進めることにしています。
トカラ列島の悪石島や小宝島付近では、先月21日から地震活動が非常に活発になり、今月3日には、悪石島で震度6弱の揺れを観測しました。
十島村は、希望する住民を対象に島外避難を行うことを決め、今月4日には悪石島に住む13人が、6日は、悪石島の31人と小宝島の15人が鹿児島市に避難し、島外に避難した人は、合わせて59人となりました。
一方、村によりますと、畜産を営む人など島外避難が難しい住民もいて、今も悪石島に23人、小宝島に41人の住民が残っているということで、今後、希望があれば、追加の島外避難を検討するとしています。
また、悪石島では、ふだん常駐している村の看護師2人と、5日に派遣された1人の3人態勢で、住民の健康相談などにあたっていますが、7日に、新たに1人が追加で派遣される予定で、村では島に残る住民の支援を進めることにしています。