参院選 政党 政策アンケート「外国人労働者」 | NHK

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参院選 政党 政策アンケート「外国人労働者」

参議院選挙

参議院選挙にあたりNHKが政党や政治団体に行ったアンケートで、国内の労働力不足への対策として外国人労働者を受け入れることについて尋ねたところ、意見が分かれました。

NHKは、参議院選挙にあたり14の政党や政治団体を対象に政策アンケートを行いました。

国内の労働力不足への対策として外国人労働者を受け入れることについて、4つの選択肢を挙げて尋ねたところ
◇「さらに積極的に受け入れるべき」と回答したのは立憲民主党、公明党、共産党、社民党
◇「今の程度でよい」は自民党、日本維新の会
◇「受け入れを抑制すべき」は日本保守党、みんなでつくる党、NHK党、チームみらい
◇「受け入れるべきではない」はれいわ新選組、参政党で、
意見が分かれました。

◇国民民主党と再生の道は、「回答しない」としています。

回答の理由や主張を見ますと、

◇「さらに積極的に受け入れるべき」と回答した
▽立憲民主党は「受け入れ体制、就業環境の適正さを確保する法整備を行ったうえで、国が方針・計画を定めて受け入れるべき」
▽公明党は「外国人材が日本社会で長く活躍できるよう行政支援を充実させ『選ばれる国』をめざす」
▽共産党は「外国人労働者なしに機能しない地方産業分野がいくつもあるのが現状であり、労働者としての権利を保障する必要がある」
▽社民党は「日本社会に適応しやすい環境を整備して、多文化共生社会の実現を推進していく」などとしています。

◇「今の程度でよい」と回答した
▽自民党は「育成就労・特定技能制度を活用し外国人材の受け入れを進めつつ、不法滞在・不法就労への対応を強化し、受け入れと管理の両立を図る」
▽日本維新の会は「外国人労働者が『労働力の需給調整手段』として使われてきた状況を抜本的に改善して適切な受け入れを推進すべき」などとしています。

◇「受け入れを抑制すべき」と回答した
▽日本保守党は「国民の給料が上がらない一因となり、すでに一部地域で起きている治安の悪化、福祉のタダ乗りがさらに進む」
▽みんなでつくる党は「まずは日本人の就労意欲の向上、就労体制の支援を優先すべき」
▽NHK党は「受け入れ拡大によって雇用・治安・社会保障制度に深刻な歪みが生じている」
▽チームみらいは「受け入れ体制が十分でないまま、受け入れ数だけが増加すると様々な問題が生じるから」などとしています。

◇「受け入れるべきではない」と回答した
▽れいわ新選組は「『移民政策』は、日本の労働者の賃金下押し圧力として確実に機能しており反対だ。同時に排外的考えとは一線を画する」などとしています。
▽参政党は「理念も制度もないまま経済合理性のみで進めれば、社会の不安定化や国民負担の増大を招き、国益を損なうおそれがある」などとしています。

◇「回答しない」とした
▽国民民主党は「外国人の受け入れは、その能力が存分に発揮されるよう日本語教育支援等、日本国民との協働・共生の推進が大前提だ」、
▽再生の道は「現実問題として必要に応じて受け入れざるを得ない。制度や仕組みの整備による秩序ある受け入れが求められる」などとしています。

NHKが、参議院選挙で政党・政治団体と候補者に行った政策アンケートの結果はインターネットの特設サイトでご覧いただけます。

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