
今月20日に投票が行われた参議院選挙。
欠員の補充を含む7議席をめぐって争われた東京選挙区には32人が立候補しました。
最新の開票状況をお伝えしていきます。
出口調査の結果




参政党の新人のさやさんと自民党の新人の鈴木さんが優勢です。
このほか、国民民主党の新人の牛田さん、共産党の現職の吉良さん、国民民主党の新人の奥村祥大さん、立憲民主党の現職の塩村さん、公明党の新人の川村さん、立憲民主党の現職の奥村政佳さん、日本維新の会の元議員の音喜多さん、自民党の現職の武見さんの8人が争っています。
選挙の構図は
東京選挙区は全国で最も多い定員6に自動失職に伴う欠員1を加えた7議席を32人が争いました。
自民党は現職で6回目の当選を目指す元厚生労働大臣の武見さんと、新人で元スポーツ庁長官の鈴木さんが立候補しました。
立憲民主党はいずれも現職で、保育士の奥村さんと、元都議会議員の塩村さんを擁立しました。
日本維新の会は元議員で、元都議会議員の音喜多さんが立候補しました。
公明党は新人で外科医の川村さんを擁立しました。
国民民主党はいずれも新人で、元NHKアナウンサーの牛田さんと元通信会社社員の奥村さんが立候補しました。
共産党は現職で党の政策副委員長の吉良さん、れいわ新選組は新人で元衆議院議員の山本さん、参政党は新人で歌手のさやさんを擁立しました。
日本保守党は新人で元荒川区議会議員の小坂さんが、社民党は新人で弁護士の西さんが、みんなでつくる党は新人で買取販売会社社長の酒井さんが立候補しました。
またいずれも政治団体の、「NHK党」は新人で医師の石丸さんを、「再生の道」は新人で元人材紹介会社社員の吉田さんを、「チームみらい」は新人で元IT会社役員の峰島さんを擁立しました。
このほか、無所属の新人で元衆議院議員の山尾さんらも立候補しました。
東京選挙区では7議席目での当選は欠員の補充での当選となるため任期は6年ではなく、3年となります。
公示日の各候補の訴えは
共産党の現職の吉良佳子氏は「働く人の手取り、増やすというんだったら、最低賃金、給料そのものの底上げを、そして、医療費削減、命の切り捨ては絶対に許さない。選択的夫婦別姓をはじめ、政治を前に動かしましょう」と訴えました。
れいわ新選組の新人の山本譲司氏は「生活困窮者の皆さん、あるいは障害があっても福祉とつながっていない人たち、こういう人たちの支援活動をやってきました。どんどんどんどん貧富の格差が広がっていく。こういった人たちが暮らしやすい社会、生きているだけで価値のある社会作りにまい進してまいります」と訴えました。
社民党の新人の西美友加氏は「私たちは頑張って強き者を下で支え、弱き者は上に、子どもと高齢者はてっぺんに。この理念にもとづいて、誰もが安心して生活し、年を重ねることができる世の中を作っていく」と訴えました。
日本保守党の新人の小坂英二氏は「日本を主語にした社会が壊されてきている。幸せの基盤をしっかりと守っていかなければならない。食料品にかかる消費税、それを永遠にゼロにすることで景気回復の道筋をつけ財源もそこからつくっていく」と訴えました。
参政党の新人のさや氏は「私は日本人が安心して子どもを持てる、安心して未来に希望が持てる、そういう社会を作っていく。そして、そのために夢のあることを実現する。それは令和の所得倍増計画だ」と訴えました。
チームみらいの新人の峰島侑也氏は「日本の安全さであったり、科学技術の高さ、国民性のまじめさ。この日本を引き継いでいきたい」と訴えました。
自民党の現職の武見敬三氏は「この、時代の転換期においてわが国の主権を守り国民の生命を守り、そして国民の生活を守るしっかりと安定した政治的基盤のもとで、そのかじ取りを自民党にさせていただきたい」と訴えました。
立憲民主党の現職の奥村政佳氏は「最近の物価高、特に食料品です。やはり米の値段下がってきません。将来の社会保障をしっかりと保ちつつ、でも物価高にどう対応していくか、そうやって議論を出した答えが、今回の食料品、消費税0%、責任ある減税です」と訴えました。
国民民主党の新人の牛田茉友氏は「いま、必要なのは、争点は皆さんの生活そのものであって、日本の未来であって、そして子どもたちの大切な未来です。発達障害の支援拡充、そして、孤独孤立対策にも力を入れていきたい。誰もが当たり前の生活ができる社会にしていきたい」と訴えました。
みんなでつくる党の新人の酒井智浩氏は「目的はいじめ撲滅です。イコール命の尊厳を守る。弱い人を黙らせる空気を根本から変える」と訴えました。
国民民主党の新人の奥村祥大氏は「努力したものがばかを見る、そうしたふざけた世の中を変えたい。挑戦したくてもできない、頑張りたいと思ってもできない、志半ばに倒れている現役世代が何人いることか。諦めてしまったこの悲しみ怒り、そうしてふたをした感情のすべてをこの選挙で私に預けてほしい」と訴えました。
再生の道の新人の吉田綾氏は「子どもたちの教育、ここにてこ入れしたいと思い、今回、普通のビジネスマンだった私が国政にチャレンジすることを決めました」と訴えました。
自民党の新人の鈴木大地氏は「スポーツ庁長官として、5年ほど国に奉職させていただきました。運動やスポーツの力で病気にさせない日本。いつまでも健康で輝ける、そういう社会を目指していきたい。スポーツで人生が変わりました。今度は政治で社会を変えたい」と訴えました。
立憲民主党の現職の塩村文夏氏は「自分たちでエネルギーを作っていくことで 海外からエネルギーを買う総額を減らしていく。長期視点での物価高対策にしっかりと取り組んでいきたいと考えています。道理の通らないものはしっかりと変えていく。政権交代に向ける、そういう参議院選挙にしていきたいと思っています」と訴えました。
公明党の新人の川村雄大氏は「41歳、現役世代の代表でもございます。物価高や社会保険料の負担がきつい、奨学金の返済がきついこういった現役世代のお声を多く伺っております。未来の子どもたちに持続可能な社会を残す政治、これを進めてまいります」と訴えました。
日本維新の会の元職、音喜多駿氏は「若い世代がいま、社会保険料の負担で押し潰されそうになっている。この高すぎる社会保険料がみんなの給料が上がらない最大の原因だ。日本経済が30年間の停滞から 抜け出せない最大の原因の社会保険料を引き下げる」と訴えました。
無所属の新人の山尾志桜里氏は「ど真ん中の中道の政策。女性の天皇を認めるそのことをこの選挙でしっかり訴えたい。国民の信頼に支えられた安定的な皇位の継承。私に国会で議論をリードさせてください」と訴えました。
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