北海道 福島町 クマに襲われ新聞配達員死亡 24時間態勢で警戒 | NHK

北海道-福島町-クマに襲われ新聞配達員死亡-24時間態勢で警戒-|-nhk

12日、北海道福島町でヒグマに襲われた新聞配達員の男性が死亡して1日が経過しましたが、いまも男性を襲ったヒグマは見つかっていません。警察などは24時間態勢で町内のパトロールを実施し、警戒を続けています。

12日午前3時前、北海道福島町三岳で「男性がクマに襲われた」という通報を受けて警察が捜索したところ、周辺の茂みの中で新聞配達員の52歳の男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。

体にはひっかかれたような傷が複数、確認されたということで、警察はヒグマに襲われたとみて詳しい状況を調べています。

道は2022年に制度ができてから初めてとなる「ヒグマ警報」を福島町に発出し、警察などが24時間態勢で町内をパトロールしていますが、男性を襲ったヒグマはいまも見つかっていないということです。

警察や町は、住民に対し、餌となるゴミを屋外に放置しないことや、ヒグマが活動する早朝や夕暮れ時などは特に注意するよう呼びかけています。

また、男性が見つかった茂みの草などを刈り取ったほか、山に近い町道には人が山に入っていかないように、きょう中にバリケードを設けることにしています。

付近の住民「子どもがいるので怖い」

男性を襲ったヒグマが今も見つからない中、現場近くの住民は不安を募らせています。

ヒグマに襲われた男性が見つかった場所から数十メートル離れたところに住む30代の女性は「人がクマに襲われて亡くなったと知り、すごく驚きました」と話しました。

小中学生の子どもが3人いるということで「家族や親戚に頼んで、協力して送り迎えをやっていくしかないと思います。『歩かせたらだめだよ』とみんなから言われています。安心できないし、やっぱり子どもがいるので怖いです」と話していました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *