北九州 皿倉山 けが人相次いだ滑り台 子どもに限定し利用再開
夜景スポットとして知られる北九州市の皿倉山に整備された滑り台でけが人が相次いだ問題で、北九州市は19日から、対象年齢の子どもに限定して日中の時間帯の利用を再開しました。

この滑り台は北九州市が皿倉山にことし4月、整備しましたが、その後、利用者10人が足を骨折するなど、けがをしたという情報が相次いで寄せられ、市が先月から利用を停止していました。
こうした中、市は利用の再開を望む声があるとして、19日から、滑り台の対象年齢となっている6歳から12歳の子どもにかぎり、日中の時間帯での利用を再開しました。

再開にあたっては、正しい滑り方をイラストなどで紹介する看板を追加で設置し、靴でスピードを落として滑ることなど、注意を促しています。
また、利用者に直接、滑り方を助言する市の職員も配置され、訪れた子どもたちが助言を受けながら利用していました。
市によりますと、大人が利用した場合には滑るスピードが上がるおそれがあるということで、大人の利用については今後、けがの原因などを分析した上で検討する方針です。

北九州市河川公園部の竹島久美部長は「正しく使っていただければ、安全に利用できるため、安心して使える施設ということを広く発信していきたい」と話していました。