全日空機が米空港で接触事故 米国家運輸安全委員会が調査
今月、アメリカ南部の空港で地上走行中だった全日空の機体の主翼と止まっていた別の機体の後部が接触する事故が起き、アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会が調査を進めています。
国土交通省によりますと、現地時間の今月18日、アメリカ南部のサウスカロライナ州にあるチャールストン国際空港で、離陸のため誘導路を地上走行中だった全日空の機体の左側にある主翼の端が駐機場に止まっていたアメリカの航空会社、ブリーズエアウェイズの旅客機の垂直尾翼に接触したということです。
全日空の機体は空港に隣接するボーイング社の工場で新しく製造されたもので、ロサンゼルスとホノルルを経由して羽田空港に向かうところでした。
全日空側に乗っていたパイロット2人と機体の空輸業務を担当する社員3人にけがはなく、ブリーズエアウェイズ側のけが人の有無は確認中だということです。
アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会が調査を進めていて、日本の運輸安全委員会も連携して調査を行うとしています。
全日空は「関係者の皆様にご心配をおかけし深くおわび申し上げます。関係機関による調査に全面的に協力してまいります」とコメントしています。