防衛省・自衛隊

防衛省は9日と10日、東シナ海の上空を飛行していた航空自衛隊の情報収集機が、中国軍の戦闘爆撃機からおよそ30メートルの至近距離まで接近されたと10日夜、明らかにしました。

自衛隊機の搭乗員や機体に被害はなかったということですが「特異な接近は偶発的な衝突を誘発する可能性がある」として中国側に深刻な懸念を表明し、再発防止を厳重に申し入れたということです。

中国軍機は先月7日と8日にも太平洋の上空を飛行していた海上自衛隊の哨戒機に至近距離まで接近していて、日本政府として深刻な懸念を表明するとともに、再発防止を厳重に申し入れています。

外務省事務次官 深刻な懸念を表明

東シナ海の上空を飛行していた航空自衛隊の情報収集機が、中国軍の戦闘爆撃機からおよそ30メートルの至近距離まで接近されたことを受けて外務省の船越事務次官は、中国の呉江浩駐日大使に電話し、偶発的な衝突を誘発する可能性があるとして深刻な懸念を表明するとともに、再発防止を厳重に求めました。