
上皇さまが退院 心臓の持病治療で新たな服薬を開始
心臓の持病があり新たな薬を服用するため4日前から東京都内の病院に入院していた91歳の上皇さまは、18日午前、退院されました。
上皇さまは、付き添いの上皇后さまとともに、午前11時半ごろ東京 文京区の東京大学医学部附属病院を車で出て、昼前にお住まいのある港区の赤坂御用地に戻られました。
78歳の時に狭心症と診断され心臓を取り巻く冠動脈のバイパス手術を受けた上皇さまは、右心の心不全と、自覚症状はないものの一定程度以上運動負荷がかかると冠動脈から心臓の筋肉への血流が不十分になる「無症候性心筋虚血」の持病があり、過度な運動負荷を避けながら、薬の服用や水分の摂取制限などの内科的治療を続けられています。
今回の入院は、ことし5月から冠動脈の血流を改善する薬を服用しているものの症状が改善されないことから、心臓への負荷を和らげる薬を服用する治療を新たに始められるためのものでした。