ロイター通信は、ロシア極東のカムチャツカ半島の一部で3メートルから4メートルの津波が観測されたと、地元の災害担当の当局者が明らかにしたと伝えています。また、ロシア国営のタス通信が伝えた内容として、この地震により地元の空港などで数人が軽いけがをしたと報じています。
ロシア有力紙 千島列島の水産加工施設で津波被害の映像
ロシア有力紙「イズベスチア」は、SNSの公式アカウントで千島列島のパラムシル島の町、セベロクリリスクで、水産加工施設が津波の被害を受けたとする映像を伝えました。映像では、沿岸にある複数の建物や車が水につかっている様子が確認できます。
ロシア アバチャ湾に津波警報 建物被害も ロシア国営通信
ロシア国営通信は、今回の地震を受けて、ロシア科学アカデミーがカムチャツカ地方の中心都市、ペトロパブロフスク・カムチャツキーに面したアバチャ湾に津波警報を出して警戒を呼びかけたと伝えました。
ロシア国営テレビは、カムチャツカ地方にある幼稚園の建物の一部が崩れた映像を伝えています。
この幼稚園でけがをした人はいないということです。
また、ロシア極東サハリン州のリマレンコ知事は千島列島のパラムシル島の町、セベロクリリスクでの被害の状況を写した写真を自身のSNSに投稿しました。
写真からは天井の一部が落下し、床に散乱している様子が確認できます。
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