モンゴル訪問中の両陛下 大統領夫妻主催の歓迎晩さん会に | NHK

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モンゴル訪問中の両陛下 大統領夫妻主催の歓迎晩さん会に

皇室

国賓としてモンゴルを公式訪問している天皇皇后両陛下は、首都ウランバートルで大統領夫妻主催の歓迎の晩さん会に臨まれました。

モンゴル訪問中の天皇皇后両陛下 国賓として歓迎式典に

天皇皇后として初めてモンゴルを訪問している両陛下は8日午前、ウランバートル中心部の政府庁舎前にある広場で歓迎式典などに臨んだあと、午後、郊外にある慰霊碑を訪ねて敗戦後旧ソビエトによって抑留されてモンゴルで命を落とした日本人の霊を慰められました。

そして現地時間の午後7時すぎから、宿泊先のホテルでフレルスフ大統領夫妻主催の歓迎の晩さん会に臨まれました。

晩さん会には大相撲の元横綱、日馬富士と白鵬など両国の交流に尽くしてきた人たちが出席し、まず大統領が日本の支援への感謝のことばを述べたうえで「悠久の歴史を持つ古代遊牧文化の発祥の地、永遠の青空の国、わが美しきモンゴル国に、ようこそお越しくださいました。ご滞在が心安らぐひとときとなりますことを、心より願っております」などとあいさつしました。
続いて天皇陛下が答礼のスピーチに立ち、冒頭「皆様との再会をうれしく思います」とモンゴル語で述べられました。

そして皇太子だった18年前のモンゴル訪問の経験は大変印象深く、宝物となっているとしたうえで「今回は日本の天皇として初のモンゴル訪問であり、両国の一層の友好関係の増進につながることを願うとともに、国民的祭典であるナーダムの開会式に出席する機会をいただいたことを、大変ありがたく思います」と述べられました。

さらに「両国間の交流や協力の可能性は、モンゴルの大草原のように、果てしなく広がっています。今後、両国の懸け橋となる若い世代が先人たちの歩みを受け継ぎ、広大な土地にまかれた協力の種が多くの花を咲かせてほしいと思います」と話されました。

このあと天皇陛下は、ビオラと楽譜を手にステージに上がりモンゴルの伝統楽器「馬頭琴」の楽団とともに両国の曲を1曲ずつ演奏されました。

天皇陛下は前回の訪問でもこの楽団と共演していて、3年前に大統領夫妻が来日した際には皇后さまとともに東京 渋谷のNHKホールでこの楽団の演奏を鑑賞されていました。

両陛下のモンゴル滞在は13日までの予定で、日程の終盤には弓や競馬などの腕前を競う国民的なスポーツの祭典「ナーダム」の開会式に出席し競技もご覧になります。

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