
プロ野球のオールスターゲームの第2戦が24日夜、横浜スタジアムで行われ、両チーム合わせて31本のヒットが出た打撃戦をオール・パシフィックが制して10対7で勝ちました。

ことしのオールスターゲームの第2戦は9年ぶりに横浜スタジアムで行われ、3万3000人余りのファンが駆けつけました。
オール・パシフィックは23日に続いて抽せんで打順を決め、1回は2本のヒットで一塁二塁として4番・ロッテの山本大斗選手が左中間を破る2点タイムリーツーベースヒットを打つなど、打線がつながり3点を先制しました。
その後も楽天のルーキー、宗山塁選手のタイムリーや、日本ハムの清宮幸太郎選手のタイムリーツーベースなどで追加点を奪い、3回までに7点を奪いました。

そして4回には清宮選手がライトスタンド上段に飛び込むソロホームランを打つなど、オール・パシフィックは5回までに9点を奪いました。

試合の中盤以降はオール・セントラルの打線が活発で、5回には巨人の吉川尚輝選手と阪神の佐藤輝明選手がソロホームランを打ち、終盤には阪神の森下翔太選手の2点タイムリーツーベースや阪神の近本光司選手のソロホームランで2点差まで迫りました。

それでもオール・パシフィックは9回、23日の第1戦でMVP=最優秀選手に選ばれたオリックスの頓宮裕真選手が2試合連続となるホームランを打って、オール・セントラルを突き放しました。
両チーム合わせて31本のヒットが出た打撃戦は10対7でオール・パシフィックが勝ち、ことしのオールスターゲームはオール・パシフィックの2連勝となりました。
MVP=最優秀選手にはホームラン1本を含む3安打2打点の活躍を見せた日本ハムの清宮選手が選ばれました。
試合ではオール・パシフィックで先発した西武の今井達也投手がイニングの途中で交代を告げられた際、2人目の西武の隅田知一郎投手がリリーフカーで仁王立ちして登場するパフォーマンスを見せると、今井投手も後輩のピッチング練習をマウンドの後ろから仁王立ちで見守るオールスターゲームならではの光景も見られ、ファンを楽しませました。
MVPの日本ハム 清宮「最高のオールスターゲーム」

オールスターゲームには3年ぶり2回目の出場となった日本ハムの清宮幸太郎選手は、ソロホームランを含むヒット3本で2打点を挙げる活躍を見せ、2回目のMVP=最優秀選手に輝きました。
清宮選手は試合後のインタビューで「2回出場して2回MVPを取れるなんてめったにないので、ラッキーだなと思う」と笑顔を見せました。
試合前のホームランダービーでは決勝でDeNAの牧秀悟選手に惜しくも敗れ優勝を逃していて、「牧さんに負けていたので、なんとか試合で取り返したいと思っていた。抽せんで2番を引いたおかげかな」と新庄監督が発案したという打順を抽せんで決める方式に感謝しているようすでした。
また、スリーベースヒットを残し、オールスターゲーム史上3人目となるサイクルヒットをかけて臨んだ4打席目と5打席目については「“持ってないな”と思った。打ちたかった」と苦笑いを見せましたが、「MVPを取れたので最高のオールスターゲームだった」と振り返っていました。
そのうえで後半戦に向けて「これからおもしろくなってくる季節なので、ホームランを皆さんの前でたくさん打てるようにやっていきたい」と意気込みました。
敢闘選手賞の楽天 宗山「違う雰囲気が楽しかった」

オールスターゲームの第2戦で2安打1打点と活躍し敢闘選手賞を受賞した楽天のルーキー、宗山塁選手は「ペナントレースとは違う雰囲気があって楽しかった。きのう出場し三振だったので、きょうオールスター初ヒットを出したいなと思っていた。最初の打席でヒットが出て、そのあと運がよく打点もついてよかった」と充実した表情で振り返りました。
さらに、試合前の打順の抽せんで1番を引き当てたことについては「出るなら1番、2番、3番の上位のどこかを引けたらと思っていたのでよかった。とにかくストレートを思い切って打とうとただそれだけだった」と話していました。
また、シーズンの後半戦に向けては「まだシーズン50試合以上あるので、選手は全力で戦うだけだ。勝利に貢献できるように一生懸命思い切ってプレーしたい」と意気込んでいました。
ホームラン打った阪神 佐藤「感触はよく、かなり飛んだ」

ルーキーイヤーで出場した2021年以来、4年ぶりにオールスターゲームでホームランを打った阪神の佐藤輝明選手は「ずっと狙っていた。感触はよく、かなり飛んだと思う」とライトスタンドへの特大の当たりを振り返っていました。
また、ふだん対戦する選手たちと同じチームで過ごしたこの2試合を振り返り「本当にいろんな話ができたし楽しく過ごせた」と充実の表情を見せていました。
佐藤選手は現在、ホームラン、打点でリーグトップの成績をマークしていて、チームが2年ぶりのリーグ優勝に向けて首位を独走する中あさってから始まる後半戦に向けては「しっかり準備して頑張っていきたい」と気を引き締めていました。