フジテレビ清水社長 堀江貴文氏と大学の特別授業に参加

テレビ局

フジテレビの清水賢治社長は22日、都内の大学で実業家の堀江貴文氏とともに授業に参加し、AIを活用しコンテンツを強化する考えを示しました。

東京 墨田区にある情報経営イノベーション専門職大学では22日、特別授業が行われ、清水社長と堀江氏がゲストとして参加しました。

この中で清水社長はメディアの将来像について「テレビは一方通行だったが、インターネットで双方向になり飛躍的に自由度が高まった。新しい技術で感情まで送れるようになればメディアの可能性はより高まってくる」と述べました。

また清水社長は「昔はコンテンツを送るための枠が24時間、365日しかなかったが、発想しだいで、AIを使えば画像処理もでき多くのコンテンツが作れる」と述べました。

一方、かつてフジテレビの筆頭株主だったニッポン放送の経営権をめぐって会社側と激しく争った堀江氏との協業について、清水社長は「堀江さんの才能や能力はわれわれに必要なものだと思っているので、そういう機会があればいいと思う」と述べました。

一連の問題を受けて、フジテレビはデジタル配信への投資や生成AIを活用したコンテンツ制作の強化などを打ち出していて、業績の立て直しにつながるかが注目されます。