バングラデシュの首都ダッカで21日、空軍の訓練用の戦闘機が学校の敷地に墜落した事故で、これまでに31人の死亡が確認され、犠牲者の多くが現場の学校に通っていた12歳未満の子どもたちだったとみられるということです。

バングラデシュの首都ダッカで、21日、空軍の訓練用の戦闘機が地元の学校の敷地に墜落しました。

この事故で軍はこれまでにパイロットと地上にいた人を含めて31人の死亡が確認されたと明らかにしました。

ロイター通信によりますと、犠牲者の多くが現場の学校に通っていた12歳未満の子どもたちだったとみられるということです。

また、およそ80人がやけどをしていまも病院で治療を受けているとしています。

当時は大勢の子どもたちが授業を終えて下校しようとしていて、戦闘機が学校の建物に激突して炎上したということです。

依然として行方がわからない子どもたちもいて、家族などが病院や学校を懸命にまわり探しているということです。

軍は、事故の原因について戦闘機に何らかの技術的な不具合が生じたとしていて、今後、暫定政権が、本格的な調査を行うことにしています。