大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がブルワーズ戦に出場し、全米注目のルーキーから豪快なホームランを打ちました。
4連敗中のドジャースは8日、相手の本拠地ミルウォーキーでブルワーズと対戦し、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。
ブルワーズの先発は164キロを超える力のあるストレートを誇る23歳のルーキー、ミザロウスキー投手でホームランリーグトップの大谷選手との対戦に注目が集まりました。
大谷選手は第1打席、ストレートには手を出さずミザロウスキー投手の投じた3球目の甘く入ったカーブを完璧に捉えてセンターに31号ホームランを打ちました。
大谷選手のホームランは7試合ぶりで先頭打者で打ったのは今シーズン9本目です。
3回の第2打席はノーアウト二塁の場面でミザロウスキー投手と対戦し160キロを超えるストレートを中心に攻められ、最後は低めのカーブで空振り三振となりました。
6回の第3打席はフォアボールを選び、ミザロウスキー投手との初対戦はホームランと三振が1つでした。
大谷選手は8回の第4打席はセカンドゴロに倒れてこの試合は3打数1安打1打点フォアボールが1つでした。
ドジャースは大谷選手の豪快な1打で先制したものの、その後はミザロウスキー投手に12個の三振を奪われるなどチームの得点は1点にとどまり1対3で敗れ今シーズン初の5連敗です。
前半戦で31本は球団新記録

大谷選手の今シーズン31号はブルワーズ先発、ルーキーのミザロウスキー投手の3球目、141.9キロのカーブを捉えた当たりで、打球速度は174.4キロ、飛距離は今シーズン自身3番目に長い131.3メートルでした。
ドジャースによりますと、オールスターゲーム前までのシーズン前半戦で31本のホームランは、2019年に現在ヤンキースに所属するベリンジャー選手が記録した30本を超えて、球団新記録だということです。
ベリンジャー選手は2019年に47本のホームランを打ち、ナショナルリーグのMVP=最優秀選手を獲得しています。