アメリカのトランプ大統領は8日、イスラエルのネタニヤフ首相と2日連続で会談することを明らかにしました。ガザ地区の情勢について協議するとしていて、イスラエルと連携を強め、早期の停戦の実現を目指す考えとみられます。

トランプ大統領は7日、ホワイトハウスでネタニヤフ首相と会談し、ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスとの間の戦闘をめぐり、停戦の実現に期待を示しました。

さらに翌日の8日、トランプ大統領は記者団に対し「今夜、またネタニヤフ首相が来る。われわれはほとんどガザ情勢についてのみ話す予定だ」と述べ、2日連続でネタニヤフ首相と会談すると明らかにしました。

またトランプ政権のウィトコフ中東担当特使は記者団に対し、仲介国のカタールで進められているイスラエルとハマスの協議が進展しているという認識を示したうえで「今週末までには60日間の停戦などで合意できると期待している」と述べました。

トランプ大統領としては先月のイランの核施設への攻撃を機にイスラエルとの連携を強化するとともに、イスラエルとハマス、双方への働きかけも強め、早期の停戦の実現を目指す考えとみられます。

ただイスラエルとハマスの間には意見の隔たりが残っていて、双方が停戦で合意するかは依然として不透明な情勢です。