“トランプ大統領 ウクライナに新たな資金の拠出検討” 米報道

ウクライナ情勢

アメリカのトランプ大統領が就任以来、初めてとなるウクライナへの新たな資金の拠出を検討しているとアメリカメディアが報じました。攻撃を強めるロシアをけん制するねらいもあるとみられます。

ロシアの無人機などによるウクライナへの攻撃は6月以降、激しさを増していて、7月8日夜から9日にかけてはそれまでで最も多いとされる700機以上の無人機による攻撃がありました。

こうした中、アメリカのCBSテレビは12日、複数の外交筋の話として、トランプ大統領がことし1月に就任して以来、初めてとなるウクライナへの新たな資金の拠出を検討していると報じました。

攻撃を強めるロシアをけん制するねらいもあるとみられます。

具体的な財源は明らかになっていませんが、CBSテレビは、ロシアの海外資産を差し押さえてウクライナへの送金に利用することもできるという見方など、複数の可能性を伝えています。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、13日、SNSに投稿し、過去7日間で1800機を超えるロシアの無人機による攻撃があったと明らかにしました。

ゼレンスキー大統領は、多くの無人機を迎撃していると強調したうえで、防空能力を強化するため、アメリカをはじめ各国からの支援の必要性を改めて訴えました。