アメリカの関税措置をめぐる日米交渉が合意したことを受けて、石破総理大臣は「日米が力を合わせて雇用を創出し、世界にいろいろな役割を果たしていくことに資するものになると考えている」と述べました。 日本側の反応をまとめてお伝えします。 石破総理大臣は、午前9時すぎ総理大臣官邸に入る際、記者団に対し「赤澤経済再生担当大臣から1報は受けている。トランプ大統領、ベッセント財務長官、ラトニック商務長官との会談の前にも連絡はあり、必要な指示を出しているし、私と赤澤大臣で方針に何らそごはない。必要に応じてトランプ大統領との電話や対面での会談を行う」と述べました。 その上で「内容についてはこれから報告も受けるので精査する。自動車やほかの産品について国益をかけてお互いに全力でギリギリの交渉をしてきた。政府として、国益を守り、お互いに日米が力を合わせて雇用を創出し、いい物をつくり、世界にいろいろな役割を果たしていくことに資するものになると考えている」と述べました。 赤澤経済再生担当相 Xに「任務完了」と投稿 赤澤経済再生担当大臣は、アメリカのトランプ大統領と会談したあと、日本時間の午前9時前、旧ツイッターの「X」にメッセージを投稿しました。 この中では「本日、ホワイトハウスに行きました。任務完了しました。すべての関係者に心から感謝です」としています。 また、ホワイトハウスの階段の踊り場に飾られていたという先月のG7=主要7か国首脳会議にあわせた石破総理大臣とトランプ大統領の首脳会談の写真を紹介し「トランプ大統領と会談中の上司(石破茂総理)の写真を発見したので記念撮影しました」とつづっています。 日経平均株価は900円以上値上がり 23日の東京株式市場、日経平均株価は900円以上値上がりしています。 アメリカのトランプ大統領が、22日、自身のSNSで関税措置をめぐる交渉で日本と大規模な合意を締結し、日本への相互関税は15%になると明らかにしたことを受けて市場に安心感が出て取り引き開始直後から買い注文が広がっています。