タイとカンボジア国境地帯に「渡航中止勧告」 外務省

外務省

タイとカンボジアの国境地帯で武力衝突が続いていることを受けて、外務省は、両国の国境地帯の危険情報をレベル3の「渡航中止勧告」に引き上げ、渡航をやめるよう呼びかけています。

タイとカンボジアが領有権を争う国境地帯では、今月24日以降、両国の軍による武力衝突が続いていて、これまでに双方の死者が30人を超えたほか、あわせて11万人以上の住民が避難する事態になっています。

外務省は、今後も不測の事態が発生する可能性を否定できないとして、
▽タイでは国境から50キロ以内の地域を、
▽カンボジアでは30キロ以内の地域を、
それぞれ、危険情報の上から2番目にあたるレベル3の「渡航中止勧告」に引き上げ、どのような目的でも渡航はやめるよう呼びかけています。

外務省によりますと、危険情報が引き上がられた地域の周辺には、およそ450人の日本人が滞在しているということですが、これまでに被害は確認されていないということです。