先月のカツオの平均卸売価格は、東京都中央卸売市場で6月としては過去10年間で最も高くなりました。これから旬を迎える「戻りがつお」も減少が見込まれていて、市場関係者は高値の傾向が続くとみています。

カツオは、例年、春から初夏にかけて日本近海を北上する「初がつお」と、秋に三陸沖から南下する「戻りがつお」が知られています。

東京都中央卸売市場によりますと、先月のカツオの平均卸売価格は「初がつお」の入荷が少なかったことから、1キロ当たり1076円と去年の同じ月の2倍近くに値上がりし、6月としては過去10年間でもっとも高くなりました。

さらに国の研究機関「水産研究・教育機構」は、先月からことし11月までの常磐・三陸沖のカツオの来遊量について、海流をはじめとした環境の変化や漁獲によって親のカツオが減少傾向にあるなどとして「去年および過去10年の平均を下回る」という予測を示しています。

市場関係者は「ことしは初がつおだけでなく、これから旬を迎える戻りがつおも、高値の傾向が続くのではないか」とみています。