
オンラインカジノ誘導投稿 「違法情報」で削除要請方針 警察庁
オンラインカジノサイトに誘導するようなインターネット上の投稿などについて、警察庁は「違法情報」と位置づけて、サイトの管理者などに対し速やかに削除するよう求めていく方針を固めました。
警察庁の委託を受けて運営されている「インターネット・ホットラインセンター」では、ネット上の違法・有害情報の通報を受け付け、運用ガイドラインに基づいてサイトの管理者やSNS事業者に削除を依頼しています。
先の通常国会で「改正ギャンブル依存症対策基本法」が成立し、オンラインカジノサイトの開設や、サイトへ誘導する行為などが禁止されたことを受けて、警察庁はオンラインカジノに関する情報を、ネット上に流通すること自体が法令に抵触する「違法情報」と位置づけて、「インターネット・ホットラインセンター」で通報を受け付ける方針を固めました。
具体的には
▽オンラインカジノで賭けることが可能で、そのためには入金が必要だといった情報や
▽実在するオンラインカジノの名前を提示して「賭けよう」「プレイしよう」などと、サイトに誘導するような情報について
サイトの管理者やSNS事業者に削除を依頼するということです。

警察庁は、パブリックコメントで意見を募ったうえで、ことし9月の法律の施行に合わせて、ガイドラインを改定し、情報の削除依頼を行っていきたいとしています。