
エクアドルの外務・移民相「米中のバランス維持が発展に必要」
日本を訪れている南米・エクアドルの外務・移民相が24日、NHKの取材に応じ、アメリカと、中国という2つの大国との関係について「アメリカと中国からの支援を保ちそのバランスを維持することが、われわれの国の発展のために必要だ」と述べました。

南米・エクアドルのソメルフェルド外務・移民相はことし再選を果たしたノボア大統領の新政権の閣僚としてはじめて日本を訪れ、24日、都内でNHKの単独インタビューに応じました。
このなかでソメルフェルド氏はアメリカと、中国という2つの大国との関係について「投資と貿易を増やすため、エクアドルは主要な市場との関係を維持する必要がある。まず第一にアメリカ、次に中国だ」とした上で「アメリカと中国からの支援を保ちそのバランスを維持することが、われわれの国の発展のために必要だ」と述べました。
エクアドルのノボア大統領は再選前のことし3月にアメリカのトランプ大統領を訪ね、会談する一方で、ことし6月には、中国を公式訪問し、習近平国家主席とも会談を行うなど、両国との関係を良好に保っています。
また、日本との関係についてソメルフェルド氏は100年以上の外交関係があることに言及し「両国の協力分野を拡大し、日本企業から投資を呼び込み、公共部門だけでなく民間企業にも、エクアドルが投資先として持つ魅力を紹介したい」と意気込みを語りました。