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房総半島の沖合を北上している台風9号は、この時間、関東に接近していて、雨風ともに強まっています。気象庁は暴風や高波に警戒するとともに大雨による土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。
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気象庁によりますと、台風9号は2日午前0時には千葉県銚子市の南南東100キロの海上を1時間に20キロの速さで北へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
この時間、関東に接近していて、関東の太平洋側などでは台風周辺の雨雲がかかっているほか、風も強まり、2日午前0時までの3時間の最大瞬間風速は、▽千葉県銚子市で20.1メートル、▽千葉県勝浦市で20メートルとなっています。
台風は2日明け方にかけて暴風域を伴って関東に最も接近し、その後、東よりに進みながら本州から離れる見込みです。
台風の接近に伴って非常に強い風が吹く見込みで、2日の最大風速は
▽関東の海上で25メートル、
▽伊豆諸島と東北の太平洋側の海上で20メートル、
▽関東の陸上で18メートルと予想され、
最大瞬間風速はいずれも30メートルから35メートルに達する見込みです。
関東では海上はうねりを伴って大しけが続く見込みです。
また、関東と東北の太平洋側では2日、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、2日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▽東北で120ミリ、▽関東で80ミリと予想されています。
気象庁は、暴風や高波に警戒し、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
