【交通】北海道や東北 運休など影響続く 首都圏 ほぼ通常通り
ロシアのカムチャツカ半島付近で30日に発生した巨大地震で津波警報や注意報が発表された影響で、首都圏のJRや私鉄では一部の区間で運転を見合わせるところがありましたが、31日はほぼ平常通りの運転が見込まれています。
東京湾フェリー 始発から運航見合わせ
津波注意報が発表されているため神奈川県横須賀市の久里浜港と千葉県富津市の金谷港を結ぶ「東京湾フェリー」は始発から運航を見合わせることにしています。
=北海道=
北海道内の交通機関はJRが沿岸の路線を中心に始発から運転を見合わせるなど、影響が続いています。
【鉄道】
JR北海道によりますと、車両繰りや設備点検のため、
▽函館線の函館~蘭越、
▽室蘭線の長万部~苫小牧、沼ノ端~追分、東室蘭~室蘭、
▽日高線の苫小牧~鵡川、
▽石勝線の新夕張~新得、
▽根室線の新得~釧路、
▽花咲線の釧路~根室、
▽釧網線の東釧路~網走で始発から運転を見合わせています。
このため、
▽札幌と函館、帯広、釧路、室蘭などと結ぶ特急列車30本、
▽快速・普通列車135本のあわせて165本で運休が決まっています。
一方、新千歳空港と札幌などを結ぶ快速エアポートはほぼ平常どおりの運転を予定しています。
【フェリー】
▽函館港と青森港を結ぶ「青函フェリー」の6便、
▽苫小牧港と青森県の八戸港を結ぶ「シルバーフェリー」の3便、
▽苫小牧港と茨城県の大洗港を結ぶ「商船三井さんふらわあ」の2便、
▽稚内港と利尻島・礼文島を結ぶ「ハートランドフェリー」の5便の欠航が決まっています。
=東北=
津波注意報を受け、31日も東北各県の交通機関で影響が続いています。(午前6時半時点)
【鉄道】
東北・山形・秋田の各新幹線は始発から平常通り運行されています。
東北地方の在来線はいずれも始発から運行されますが、東北本線や常磐線など一部の列車に遅れや運休が出ています。
【空の便】
仙台空港を発着する空の便は午前中の便を中心に大阪や福岡などを結ぶあわせて12便で欠航が決まっています。
滑走路の安全が確認でき次第、順次、運行を再開するということで、航空各社はホームページなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。
【フェリー】
青森県の八戸港と北海道の苫小牧港を結ぶ「シルバーフェリー」はきょう午前中の便の欠航が決まっています。
【バス】
高速バスは福島県のいわきと東京を結ぶ便や仙台といわきを結ぶ便などで運休が決まっています。
また、路線バスも福島県や岩手県の沿岸部を走る一部の路線で運行を取りやめています。
【高速道路】東北地方の主な高速道路で通行止めになっている区間はありません。