【与党の動き 22日】石破首相続投の意向表明受け 閣僚は | NHK

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参議院選挙の結果、自民・公明両党は衆参両院で少数与党となりました。
石破総理大臣は続投の意向を表明しましたが、自民党内からは責任を問う声が出ていて、党の結束を図れるかが課題となります。
7月22日の与党各党の動きや反応をお伝えします。

【野党の動き 22日】石破首相続投の意向表明受け 各党は

小泉農相 “目標未達を重く受け止めるべき”

小泉農林水産大臣は、閣議のあとの記者会見で「石破総理大臣は比較第一党という表現をしているが、そこに胸を張るのではなく、目標としていた50議席という過半数を達成できなかったことを重く受け止めるべきだ。石破総理大臣には『目標を達成できなかった重い事実にまず向き合う姿をしっかり示さないと、トランプ関税の交渉の最終盤で、なんとか国家としての責任を果たさなければならないという総理の責任感自体も疑問視されてしまう』と申し上げた」と述べました。

また、石破総理大臣の続投について「選挙結果を受けてどう判断するかは政治家の判断だ。総理は続投という判断をした中で、国民や党内の声を重く受け止めて、よく理解頂けるようしっかり説明を続けてもらいたい」と述べました。

村上総務相 涙を浮かべ「石破氏を一生懸命支えたい」

村上総務大臣は閣議の後の記者会見で「既存政党に対する国民の不満が結果につながったと思うが、議席を増やした党の政策が実行できるのか、冷静に考える必要がある。消費税の廃止や減税が政策的に正しいのか、次の世代のことを考えていないのではと心配している。ポピュリズムが正論に勝ってしまうことは本当に民主主義にとって正しいのだろうか」と述べました。

その上で、石破総理大臣の責任について「政治は結果責任だが、石破氏個人の責任というよりいままでの自民党のいろいろな問題が、吹き出したのではないか。負の遺産を背負いながら、ここまでやってきたことは、石破氏だからできたと心底思っているので、できる限り一生懸命支えていきたい」と時折、涙を浮かべながら述べました。

中谷防衛相 高知県連の退陣申し入れ「正式な要求ではない」

中谷防衛大臣は、みずからが会長を務める自民党高知県連が、石破総理大臣に早期退陣を申し入れると決めたことについて「公務で役員会を欠席したが、一部の役員の名前で文書が作成された。県連としての手続きや、私への報告・了承もないままに行われ、正式な要求ではない」と述べました。

その上で「石破内閣の一員として職にある以上、支えていくのは当然だ。この10か月、野党の意見を聞きながら、いくつかの成果を残しており、国民の負託に応えるため、全力を尽くして取り組むべきだ」と述べました。

林官房長官「政策実現へ真摯(しんし)に取り組む」

林官房長官は閣議のあとの記者会見で「極めて厳しい国民の審判をいただいた。結果を謙虚に真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べました。

その上で「石破総理大臣は関税措置や物価高、自然災害、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境など国難とも言うべき厳しい状況に直面する中、政治を停滞させないよう責任を果たしていかなければならないと述べている。こうした方針も踏まえ政策の実現に向けて真摯に取り組む」と述べました。

そして石破総理大臣の続投について見解を問われ「引き続き石破総理大臣を支えていきたい」と述べました。

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