「土用の丑の日」前に うなぎ輸入がピーク 成田空港

水産業

「土用の丑(うし)の日」を前に、成田空港では中国や台湾からのうなぎの輸入がピークを迎えています。輸入会社によりますとここ数年のシラスウナギの不漁で、仕入れ価格は高値が続いているということです。

ことしは今月19日と31日が「土用の丑の日」で、これを前に、成田空港では海外からの生きたうなぎの輸入がピークを迎えています。

16日は合わせて2トン余りのうなぎを積んだ航空機が中国と台湾から到着し、税関による確認作業が行われました。

空港の倉庫では、税関の職員がコンテナからうなぎを取り出し、申告された内容と合っているかどうか確認していました。

税関によりますと、生きたうなぎは、鮮度を保つため航空機で輸入され、去年は輸入量のおよそ8割に当たる6500トンほどが成田空港から輸入されたということです。

また、千葉県成田市の輸入会社によりますと、ここ数年のシラスウナギの不漁で、うなぎの仕入れ価格は去年と同程度と高値が続いているということです。

うなぎ輸入会社の西勝光治社長は「中国産はコクがあり、台湾産は少し淡泊だがそれぞれおいしく食べられます。蒸し暑い日が続くので、うなぎを食べて元気に過ごしてほしい」と話していました。

輸入されたうなぎは主に首都圏の専門店に出荷されます。