大阪の50代の女性がSNSで知り合った人物からうその投資話を持ちかけられ、合わせて3億1000万円余りをだまし取られました。警察は恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」の手口だとして注意を呼びかけています。

警察によりますと、去年12月、大阪府内に住む50代の女性のSNSのアカウントに、東京の40代の男性を名乗る人物からダイレクトメッセージが届きました。

その後、SNSで何度もやりとりするうちに、この人物から海外の投資サイトを紹介され、金(きん)への投資を勧められたということです。

この人物に好意を抱いていた女性は話を信じ、指定された口座に44回にわたって合わせて3億1000万円余りを振り込んでだまし取られました。

サイト上では2億円を超える利益が出ていることになっていましたが、金(かね)を引き出せなかったことなどから被害に気づき、警察に相談したということです。

警察は恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」の手口とみて捜査しています。

また、大阪府内ではほかにも、50代から70代の男女3人が6月までにそれぞれSNSを通じてうその投資話を持ちかけられ、合わせて4億円余りをだまし取られたということです。

警察は「SNSを通じてもうけ話をされたら詐欺を疑い、警察に相談してほしい」と呼びかけています。