群馬 桐生 逮捕の元副市長 “県議から働きかけあった”供述

群馬県

群馬県桐生市役所の新庁舎の工事をめぐって、入札に関する情報を設計会社に漏らすなどしたとして元副市長と県議が逮捕された事件で、元副市長は「県議から働きかけがあった」と供述していることが警察への取材でわかりました。一方で、県議は黙秘しているということです。

5年前、桐生市役所の新庁舎建設工事の委託をめぐって桐生市の元副市長、森山享大 容疑者(52)が、群馬県議会議員の相沢崇文 容疑者(49)を通じて設計会社に入札の情報を漏らし、その見返りとして商品券10万円分を受け取ったなどとして24日、森山元副市長は加重収賄と官製談合防止法違反の疑いで、相沢県議はあっせん収賄などの疑いで逮捕されました。

そして25日、元副市長と県議は検察庁に送られました。

その後の調べで、元副市長は容疑を認めたうえで「県議からの働きかけがあった」などと供述していることが警察への取材で新たにわかりました。

元副市長と県議は、いずれもかつて桐生市の市議会議員を務めていて交流があったということで警察が詳しいいきさつなどを調べています。

一方で、県議は警察の調べに対して黙秘しているということです。