現職と新人3人の争いとなった仙台市長選挙は、現職の郡和子氏(68)の3回目の当選が確実になりました。

仙台市長選挙の投票は午後8時までに締め切られました。

開票はまだ始まっていませんが、NHKの事前の情勢取材や3日投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、現職の郡和子氏が、ほかの新人3人を大きく引き離してきわめて優勢です。

また、期日前投票をした人への調査でも郡氏が大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、郡氏の3回目の当選が確実になりました。

郡氏は仙台市出身の68歳。

民放のアナウンサーを経て、2005年の衆議院選挙に立候補して初当選し、民主党政権では復興政務官などを務めました。

その後、8年前の仙台市長選挙に立候補して初当選し、現在2期目です。

ことし6月から全国市長会の副会長も務めています。

郡氏は選挙戦で、全国一律50万円となっている出産育児一時金に独自に上乗せを行うことや、18歳までの医療費をゼロにするなど、子育て支援の充実を重点政策にあげて支持を訴えました。

そして、与野党各党の支持層のほか、無党派層からも幅広く支持を集めました。